エイジングケアやアンチエイジングに詳しいあなたなら、エラスチンという名を聞いたことがありますね。
エラスチンは、コラーゲンほどの知名度はありませんが、肌にもある大切な成分。
しかし、最近では研究も進み、身体の中や肌での役割もわかってきました。
また、エイジングケア化粧品の成分として、エラスチンが使われることも増えつつあります。
エラスチンのことを知っておくと、きっと上手なエイジングケアができますので、今回はそんなエラスチンについてのご紹介です。
エラスチンとは
エラスチンとは、コラーゲンと同様に細胞外で働く繊維状の蛋白質です。ゴムのように伸び縮みする性質(弾性)があって、組織に柔軟性を与える物質です。
なので「弾性繊維」とも言われています。
エラスチンは、大動脈をはじめ、項靭帯、黄色靭帯、肺、皮膚、子宮、弾性軟骨などの弾性線維の主要蛋白質です。
エラスチンは、もっとも重要な機能は弾性で生体内ではコラーゲンに次いで多量に存在しています。
エラスチンは、トロポエラスチンというエラスチンの先駆体ができた後、分子同士が橋を架けあって(架橋)、弾性線維のエラスチンになります。
ここで、トロポエラスチンが規則正しく集合することを、コアセルベーションと呼びます。
エラスチンは組織では不溶性であり、その不溶性からコラーゲンに比べ研究が大幅に遅れていましたが、少しずつその全貌が明らかになってきています。
肌の真皮層にある弾力繊維のエラスチン
真皮の中でエラスチンが占める重量は約2%と少ないですが、コラーゲンの間をバネの様に張り巡らされています。
弾力繊維であるエラスチンは伸縮する性質を持っているため、コラーゲンを支えて肌の弾力やハリを保つのになくてはならない物質です。
よく引用されるのが、ベッドのスプリングです。
マットレスはコラーゲン、スプリングはエラスチン
スプリングがへたると弾力がなくなるイメージですね。
- 顔についた枕の痕ががなかなか取れない
- マスクを長時間していると痕が残る
- 長時間のメガネ痕
などなど、押し返す肌の弾力が無くなるとこんな悩みもたくさんでてきますよね。
加齢とともに減少するエラスチン
エラスチンは、加齢とともに含有量が減少していくため、エラスチンの減少はしわやたるみの原因となります。
エラスチンとコラーゲンは、ほぼおなじ部位に存在していて、共に皮下の柔軟組織を構成しています。
紫外線や活性酸素、ストレスなどがこの柔軟組織を壊していくといわれています。
エラスチンは、赤ちゃんの時期は少なく、成長期前の若い時期につくられることが多く、その後、あまり入れ替わることがないといわれています。
そして、20代後半から徐々に減少していって、40代頃から急激に減少するといわれています。
その結果、お肌の弾力が失われ、シワやほうれい線が生じる原因の1つとなるのです。
逆に言えば、エラスチンの量をしっかり維持することができれば、エイジングによる肌老化を減らすことができるのです。
九州工業大学が高純度のエラスチンを抽出することに成功
エラスチンは 体内で生成されず、食事で摂取できないため、サプリメントなどで摂取することの他、身体に取り入れることが困難だったのですが、エラスチンの抽出が難しく、今までほとんど商品化することができませんでした。
今回の一番大きなニュースは、九州工業大学が高純度のエラスチンを抽出することに成功したということ
① アルカリ抽出アルカリ処理による最も大きな特徴は、純度にあります。一般的な酵素法の場合、抽出に使用した酵素が残存し、完全に取り除く事はできません。アルカリ抽出の場合は、抽出に使用するアルカリの残存は0のため、極めて純度の高いエラスチンを得ることができます。デスモシン類をはじめとしたエラスチン特有のアミノ酸や、非極性アミノ酸(プロリン・ グリシン・アラニン・ バリン)を豊富に含んでいます。
② 低分子と高分子が含まれ、分子量が調整できる。一般的な酵素法のエラスチンも分子量の調整はできるのですがあまり実施されておらず、大半は分子量が1,000以下のエラスチンペプチドとして販売されています。
アルカリ処理エラスチンの場合は、低分子エラスチン(分子量1,000~30,000)・高分子エラスチン(分子量30,000以上)と調節する事ができ、ある程度の長さを保ったまま体内で分解されるため、様々な生理機能を持つようになります。
③ コアセルベーションコアセルベーションとは、自己集合の事です。水に溶かしたエラスチンは常温時だと透明ですが、温度が上がると自己集合し、白く濁ります(可逆性)。
このユニークな特徴はエラスチンにのみ起こるもので、なおかつ分子量の大きいエラスチンでなければ起こりません。
エラスチン弾力意外のエイジング効果
九州工業大学が抽出に成功したエラスチンを使用した 【COACER原液美容液】なら大学の機能性実験結果エビデンスもでてます!
① 美白効果このエラスチンは、メラニン色素を生成する、チロシンキナーゼという酵素を抑制するということが証明されました。美容液を使用して、くすみが消えるのはこの理由です。
② 保湿効果ヒト三次元培養皮膚を使用した試験により、皮膚含水率の減少が認められた。エラスチンの存在が、肌の水分の蒸発を防ぎます。
③ 肌細胞の活性化、若返りコラーゲン、ヒアルロン酸の自生促進!!ファームエラスチンは、ヒト皮膚線維芽細胞へ作用し、細胞の増殖が認められました。
商品名コアセルの由来である、コアセルベーションは、本物のエラスチンの証!!ぜひ、エラスチン商品を選ぶ基準にしてください♡
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エラスチンのまとめ
エラスチンとは、どんな成分か、お肌にとってどのような効果があるのかをご紹介しました。
エラスチンの特徴やその効果について、ご理解いただけたでしょうか?
少し複雑なので難しいこともあったと思います。
それでも、エラスチンがエイジングケアを考える上で、とても大切な成分であることはおわかりいただけたと思います。
しかし、年齢とともに減少します。
だから、エラスチンのサプリを摂取したり、美容液をつけたりするのは維持にとっては大切です。
日々の生活で、エイジングケアはもちろん、健やかな身体を保つためにも、エラスチンを維持するように過ごすことを意識していただけると幸いです。
最近では、エラスチンはサプリメントや化粧品、医薬品などでも応用されるようになってきました。その点ではとても身近になってきたのです
上手にエラスチンをエイジングケアに取り入れましょう。
美容鍼灸サロン【ピュアハリ】
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