肌トラブルの代表とも言える乾燥。
スキンケアを頑張ってたっぷり保湿しても何故かカサカサしてしまったり、ツヤや潤いがなかったり、酷い時はひび割れや粉を吹いたりしてしまう、なんてこともありますよね。
実は、毎日の食事内容を少し意識して変えるだけで、乾燥肌が改善できるのです。
乾燥肌と食事は一見関係がないようですが、身体の内側からのアプローチは、スキンケアなど外側からのお手入れだけ頑張るよりも効果的なのです。
そこで今回は、乾燥肌をうる肌に激変させる、食事メソッドをご紹介します!
乾燥肌がうる肌に激変!食事メソッド5選
1 まずは肌の仕組みと乾燥肌の原因を知ろう
一言で「乾燥肌」といっても、そもそも何故乾燥するのか、改善のためにまずは肌の仕組みを知って、乾燥肌の原因を把握することが大切です。
本来、肌表面の角質層には水分を保持しておくバリア機能があるのですが、様々な要因からそのバリア機能が低下することによって、水分が逃げてしまい潤いを保てなくなり乾燥します。
つまり、バリア機能を正常に働かせる事が乾燥肌を防ぐことに繋がるのです。
<乾燥肌の原因>
- 生活習慣の乱れ
食事制限による栄養不足や不規則な生活による睡眠不足により肌のターンオーバーが正常に働かなくなります。
- ストレス
過大なストレスを感じる事で自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れる事で肌のバリア機能が低下します。
- 冷房や暖房
エアコンで空気が乾燥し、肌の水分も奪われていきます。
- 紫外線
肌表面に大きなダメージがかかり肌バリア機能の低下に繋がります。
- 熱すぎるお風呂
熱いお湯に浸かることで必要以上に皮脂が奪われます。
乾燥肌は、肌のケアだけを気にしていれば良いのではなく、生活環境全体に関わるものです。
肌のバリア機能を守り、正常に働かせる事を意識していきましょう!
2 乾燥肌が改善する栄養素を摂取しよう
毎日の食事、たっぷりの栄養を摂れていますか?
肌はターンオーバーといって、古い細胞と新しい細胞を入れ替えるサイクルを繰り返しています、ターンオーバーが正常に働かないと、肌バリア機能も低下して肌トラブルが発生します。
ターンオーバーを正常に働かせるための、毎日の食事で必要な栄養素をご紹介します。
<うる肌に必要な栄養素>
- タンパク質
肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれる、肌の細胞の原料になる、構成成分です。肌バリアを正常に機能させるために必須な栄養素となります。 - ビタミンA
レバー、乳製品、かぼちゃ、人参などに多く含まれ、免疫力の維持する効果があり皮膚を正常に保ちます。 - ビタミンB群
豚肉、レバーなどに多く含まれ、肌の代謝を促してくれます。 - ビタミンC
パプリカ、ブロッコリー、キウイなどの果物に多く含まれ、肌の抵抗力アップ、コラーゲン生成に必要な栄養素です。 - ビタミンE
ナッツ類、アボカドなどに多く含まれ、新陳代謝を高め、抗酸化作用も期待できます。 - オメガ3脂肪酸
青魚や、良質なオイルである亜麻仁油、エゴマ油などに多く含まれ、血行が良くなり代謝が上がる、炎症を抑える効果があります。
食事の品目を増やし、バランスの良い食事をする事を意識して沢山の栄養を取り入れていきましょう。
3 乾燥肌を悪化させる食事!?注意すべき食べ物と飲み物
乾燥肌が改善する食事があれば反対に、悪化してしまう食べ物や飲み物も存在します、うる肌には肌の水分保持が必要不可欠なので、しっかり把握しておきたいところですよね。
<乾燥肌を悪化させてしまう食べ物と飲み物>
- 過剰なアルコール
アルコールは体内の水分を奪う性質があるため、過剰な摂取により乾燥の原因になり得ます。
- 冷たい飲み物
内臓が冷え、血行不良になり、うる肌に必要な栄養素が身体に行き届かなくなります。
- カフェイン
コーヒーや緑茶に多く含まれ、体を冷やす作用があるため、過剰に摂取すると代謝が悪くなり肌状態に影響します。
- ファストフードやインスタント食品、スナック菓子
うる肌に必要な栄養が不足し、肌の代謝は乱れ、塩分過剰により水分が奪われ、とお肌に良いことは一つもありません。
普段あまり意識せずに口にしている食べ物と飲み物を見直して、乾燥肌にならない食事を意識してみましょう。
4 食生活を改善しよう!うる肌になる食事のポイント
乾燥肌を改善するためには内側からの栄養、つまり食事の見直しが欠かせません。
美は一日にしてならず、でも、摂るべき栄養素が沢山あることは分かったけれど、毎日料理するのは大変ですよね、日々続けられる具体的な食事のポイントをお伝えしていきます。
<バランスよく栄養素をたっぷり摂取する食事のポイント>
- 具沢山スープ
色んな種類の野菜をスープにして煮込んでしまえば、沢山の栄養を一気に摂取する事ができます。身体も温まって代謝アップも期待できるため一石二鳥ですね。
- コンビニ活用
忙しくて料理をしてる時間がないという方は、コンビニで買える食品で栄養を補いましょう。鶏胸肉のサラダチキンはヘルシーな上にタンパク質豊富ですし、ゆで卵やナッツなんかも手軽に買えますよね。
- 食事内容が偏らないように肉、魚、野菜をバランスよく食べる
毎日沢山の食材を使う事は難しくても、バランスを考えて肉を食べた次の日は魚にする、などの調整は簡単に出来そうですね。
少しだけ意識を変えればできそうなことばかりですよね。
食事は毎日のことなので、難しく考えずに簡単に出来ることをコツコツと続けて、乾燥肌改善に取り組みましょう。
5 外側からのお手入れで乾燥肌を防ぐ方法
食事で行う内側からのケアとプラスして、外側からのケアも行えば、相乗効果で乾燥肌の改善が期待できます。
ここでは、日常の中で少し意識すればうる肌になれる外側からのケア方法をご紹介します。
<外側からのケアで乾燥肌を防ぐ方法>
- 顔や身体はたっぷりの泡で洗う
少ない泡では肌に摩擦がかかり、肌表面が傷付きバリアが低下してしまいます。きめ細かい泡で優しく洗いましょう。 - 乳液や保湿クリームを適量使う
化粧水でたっぷりと保水したあと、乳液や保湿クリームでフタをします。ベタベタするのが嫌だからと乳液やクリームを使わないでいると、せっかくの水分が蒸発してしまうため、化粧水のあと油分でフタをする事は必須です。 - 空気の乾燥を防ぐ、加湿する
室内でエアコンを使う時は加湿器を併用する、出来ない時はマスクを着用するなどして、空気の乾燥からお肌を守りましょう。
さて、『乾燥肌がうる肌に激変!食事メソッド5選』はいかがでしたか?
日常で取り入れられる簡単な事ばかりなので、少し意識を変えて、うる肌を目指してみましょう。
まとめ
1 まずは肌の仕組みと乾燥肌の原因を知ろう
2 乾燥肌が改善する栄養素を摂取しよう
3 乾燥肌を悪化させる食事!?注意すべき食べ物と飲み物
4 食生活を改善しよう!うる肌になる食事のポイント
5 外側からのお手入れで乾燥肌を防ぐ方法
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