ふと鏡を見たら、目の下とまぶたがたるんでいるということはありませんか?
そういえば、最近アイメイクがやりにくくなってきたなぁ。と鏡の中の自分につぶやいたりしますよね。
そのようなとき、もしすぐに解消できる方法があれば、ぜひ実践したいですよね。
目の下のたるみやむくみ、クマの解消に、自宅で手軽にできる方法として「ツボ押し」があります。
ツボ押しは手軽にいつでもできるので覚えておくと大変便利です。
ツボを押してみてすぐに分かる効果としては、目の周りのむくみの解消です。
また目の疲れが取れてスッキリします。
まずはむくみと目の疲れが解消され、それからじわじわと目の下のたるみにも効果が出てくるのが、顔のツボ押しです。
今回はすぐに簡単にできる目の下とまぶたのたるみを解消させる魔法のツボをご紹介します。
まぶたや目の下がたるむ原因
目の下やまぶたの周囲はもともと皮膚がうすく、たるみが目立ちやすい部位といえます。
まずは、目の下、上まぶたそれぞれがたるむ原因を見ていきます。
目の下がたるむ原因
目の下がたるんでしまう原因はさまざまありますが、ここでは代表的な3つから、たるみのメカニズムを考えていきます。
- 老化による皮膚のたるみ
加齢とともに目の周囲の筋肉が衰え、脂肪がたまって皮膚が下がったり、皮膚内のコラーゲンやヒアルロン酸が減少することで肌のハリや弾力を失い、たるんでしまいます。 - 眼窩脂肪のふくらみ
目の下の脂肪を「眼窩脂肪(がんかしぼう)」と言いますが、年齢を重ねるうちに次第にこの眼窩脂肪が飛び出すようにふくらみ、目の下の皮膚がたるんでしまうことがあります。眼窩脂肪があることで、目の下にくまがあるように見えることもあります。 - まばたきの減少
オフィスワークやゲームなどにより、毎日長時間パソコンやスマートフォンの画面を見ていると、いつのまにかまばたきの回数が減り、目の周囲の筋肉が衰えてたるみになることがあります。
このほか、若い頃はチャームポイントだった涙袋が、加齢とともにシワやたるみとして目立ってしまうケースも考えられます。涙袋は筋肉ですので、加齢やまばたきの減少にともなって衰えてしまうことがあります。まぶたがたるむ原因
まぶたのたるみは、上まぶたの皮膚が垂れ下がってくることによって起こります。
若いうちははっきりとした二重まぶただった方も、たるみにより皮膚がかぶさってきてしまい、一重のようになってしまうことがあります。 - 老化による皮膚のたるみ
まぶたのたるみの原因は、加齢によるものがほとんどです。年齢を重ねることで皮膚のハリが失われ、目の周りの筋肉(眼輪筋)も衰えてきます。 - そのほかの原因
毎日長時間パソコンやスマートフォンの画面を見続けることで無表情で過ごすことが増え、表情の筋肉が衰え、眼輪筋が衰えてしまうこともあります。また、普段から目をこするクセがあったり、毎日のスキンケアやメイクで目元を刺激してしまうことで、まぶたのたるみを引き起こしているケースもあります。上まぶたのたるみが進むと、視界が狭く感じられることもあります。
目を見開こうとして額の筋肉を使おうとすると、今度は額のシワが増えてしまい、さらに老けて見えてしまうことも。
たるみによって老けて見えるだけでなく、頭痛や肩こりをともなう「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という症状にまでなってしまうと、治療が必要となることも。
この眼瞼下垂の治療として鍼がとても有効に効きます。目の下のたるみに効果のあるツボ
それでは、目の下のたるみ解消に効果があるツボの位置とツボの押し方をお伝えします。
顔のツボを押すときは、ゆっくり、かつ、優しくが基本となります。指の腹を使い、爪を立てないよう注意しましょう。目のタルミ解消ツボ1 承泣(しょうきゅう)
「承泣」(しょうきゅう)は下まぶたの窪みのすぐ下にあるツボです。
鏡を見て、瞳の位置を確認しましょう。瞳の中心部から真下に降りたところの、骨のふちに承泣のツボがあります。
承泣を刺激して目の周囲の血行が改善することによって活き活きとしたハリが生まれ、目の下のたるみやむくみ、クマが解消していきます。疲れ目に即効性があるツボなので、目を酷使してたるみが気になるという時は優しく押してみましょう。
目の下の皮膚は頬の約半分程度の厚さしかないので、強い刺激は禁物。強く押しすぎてしまうとかえってたるみが酷くなってしまいます。ほんの少し気持ちいいなという力加減で、ゆっくり優しく押すようにして下さい。小指の腹でゆっくりと5秒押しましょう。
目のタルミ解消ツボ2 四白(しはく)
「四白」(しはく)は、上の「承泣」から親指の太さ分下がった場所にあります。少しくぼんでいる部分が四白のツボ。押した時に痛みを感じる人は、顔にむくみがあるかもしれません。
目の周りがむくんでいると腫れぼったくなってたるみをつくりますので、四白のツボを押して目の周りの血行を良くして目元をスッキリさせましょう。目の下のたるみとむくみ、眼精疲労に効果があります。目の下の血行不良によるクマ、色素沈着や顔全体のむくみ解消など、美容的効果が高いツボです。
目の周囲だけではなく顔全体の血行を良くしてくれるので、小顔効果もあり、顔全体を引き締めてくれます。
目のタルミ解消ツボ3 太陽(たいよう)
「太陽」(たいよう)は、左右の目尻外側の窪みにあります。見つけるには、目尻と眉尻を線で結んでみましょう。
ちょうど交差した所のやや目尻側のくぼんだ部分が太陽です。
なんともまばゆい名称のついたこのツボですが、別名「医者殺し」とも呼ばれいて、古来より中国ではこのツボさえ押していればあらゆる目の病気を予防できると言われているほど、信頼されているツボでした。
太陽のツボを押すことで目の周りの血行を良くして新陳代謝を促すことができます。目の周りのむくみを解消するほか、頭痛にも効果があるツボです。
目のタルミ解消ツボ4 攅竹(さんちく)
「攅竹」(さんちく)は、まゆ毛の目頭側にあります。眉のアーチの最も内側のくぼんでいる部分です。まぶたが腫れぼったいなと思った時に押すと、目の周りの血行を促してスッキリとむくみを解消してくれます。
まぶただけではなく、目の下や周囲のくすみやクマに効果があります。眼精疲労にも良いツボですので、パソコンやスマホなどで目を酷使している時にも、顔色を明るくしてくれるでしょう。
垂直に押すのではなく、親指の腹で上に持ち上げるように押すとうまくいきます。
目のタルミ解消ツボ5 瞳子りょう(どうしりょう)
「瞳子りょう」(どうしりょう)は、目尻から親指半分の幅ぶん外側の小さなくぼみにあるツボです。
攅竹のツボよりやや下、内側ですね。
体液の流れを整えて目の周りの血行をよくしてくれるので、目の下のたるみやクマに効果的です。
目が疲れてどよんとしてしまった顔色を、ぱっと明るくしたい時に押してみて下さい。
たるみだけではなく、目尻のシワや目の周りのむくみ、眼精疲労にも効果があります。
目のタルミ解消ツボ6 球後(きゅうご)
「球後」(きゅうご)は、黒目の真下から目尻までの範囲の中央にあります。
目の周りの骨の縁を探るとわずかなくぼみを感じる部分です。
目の周りの血液やリンパの流れを正常にし、目の周囲のむくみを取ります。
むくみによって目の下のたるみが生まれますから、目元をきゅっと引き締めたい時は球後のツボを押しましょう。
眼精疲労にも効果的です。
目が疲れて重たいなと感じた時は、優しく押すことでスッキリします。
目の下の皮膚の薄い場所にあるツボなので、この部分は大変デリケートです。
強く押してしまうとたるみがひどくなってしまうことがありますから、小指の腹を使って優しく押すのがコツです。
目のタルミ解消ツボ7 睛明(せいめい)
「睛明」(せいめい)は、鼻の根本と目頭の間にあります。
パソコン作業などに集中していて、目が疲れたなと思った時、自然とつまんでしまうことのある場所ですね。
ここを押すと疲れ目がスッキリするため、この動作をしてしまうのです。優しくゆすってみると、なんとなく鼻に刺激の行く場所にあるツボです。
目の周りのむくみと目の充血、眼精疲労に効果があります。
目の下のたるみにも有効です。こちらも皮膚のとても柔らかい部分にあるツボですから、小指で優しくそっと押すようにして下さい。眼球のある方向ではなく、鼻筋に向かって押します。
目のタルミ解消ツボ8 魚腰(ぎょよう)
「魚腰」(ぎょよう)は、眉毛の真ん中あたりの窪みにあります。
まっすぐに鏡を見た時、ちょうど瞳の真上に位置しています。
神経が浅いところに走っているため、目が疲れている人は押すと痛みがあるかもしれません。
痛いと効く感じがするので強く押してしまいがちですが、あまり強く押すと逆効果になってしまいますので、程良く心地良いくらいに刺激して下さい。
眼精疲労に効果がある他、外眼筋のうっ血をとって目の周りのむくみやたるみを解消してくれる、美容のためにも心強いツボです。
骨の縁ではなく眉の真上にあたるので、間違えないようにして下さい。
まとめ
目の下や上まぶたのたるみの原因を知るとともに、ツボ押しマッサージをご紹介しました。
目元は顔の印象を左右するパーツです。
オフィスや自宅で簡単にできるツボ押しで、すっきりとした目元をキープしましょう。
ただし、まぶたはとてもデリケートな部位ですので、毎日のお手入れやツボ押しは、やさしく行うことが大切です。
今すぐ友達追加してエイジングケア情報をゲット!!
美容鍼灸サロン【ピュアハリ】
沖縄県那覇市久米1-12-14
TEL:090-1342-1632